IBM 4347 User Manual

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チェックアウト手順
チェックアウト手順は、サーバーにおける問題を診断するために行う必要がある一
連の作業です。
チェックアウト手順について
ハードウェア障害を診断するためのチェックアウト手順を行う前に、以下の情報を
よくお読みください。
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ページから始まる『安全について』をお読みください。
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診断プログラムは、サーバーの主要コンポーネント (例えば、システム・ボー
ド、イーサネット・コントローラー、キーボード、マウス (ポインティング・デ
バイス)、シリアル・ポート、およびハード・ディスクを含む) の基本テスト方式
です。これらのプログラムを使用して、一部の外部装置をテストすることもでき
ます。問題の原因がハードウェアにあるか、ソフトウェアにあるかが不確実な場
合は、診断プログラムを使用して、ハードウェアが正しく作動しているかどうか
を確認することができます。
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診断プログラムを実行すると、1 つの問題で複数のエラー・メッセージが出るこ
とがあります。複数のエラー・メッセージを受け取った場合は、最初のエラー・
メッセージの原因を訂正してください。次回に診断プログラムを実行すると、他
のエラー・メッセージは表示されなくなる可能性があります。
例外もし、複数のエラー・コードが、ある 1 つのマイクロプロセッサーのエラ
ーを示している場合、そのエラー原因はマイクロプロセッサーのこともあ
ればマイクロプロセッサー・ソケットのこともあります。マイクロプロセ
ッサーの問題の診断について、詳しくは、 37 ページの『マイクロプロセッ
サーの問題』を参照してください。
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診断プログラムを実行する前に、障害を起こしたサーバーが共用ハード・ディス
ク・クラスター (外部ストレージ装置を共用する複数のサーバー) の一部であるか
どうかを確認してください。サーバーがクラスターの一部である場合は、記憶装
置 (記憶装置内のハード・ディスク) および記憶装置に接続されているストレー
ジ・アダプターの診断テストを除いて、すべての診断プログラムを実行すること
ができます。以下の条件が 1 つでも一致する場合は、障害を起したサーバーがク
ラスターの一部である可能性があります。
障害のあるサーバーがクラスター (外部ストレージ・デバイスを共用する複数
のサーバー) の一部であると確認できた場合。
障害を起したサーバーに 1 つ以上の外部記憶装置が接続されており、接続さ
れている記憶装置の少なくとも 1 つが別のサーバーまたは未確認の装置に接
続されている場合。
– 1
つ以上のサーバーが、障害を起こしたサーバーの近くに配置されている場
合。
重要サーバーが共用ハード・ディスク・クラスターの一部である場合は、一度
に 1 つだけのテストを実行してください。「Run Quick Test」や「Run
Normal Test
」など、複合したテストを実行しないでください。これらを行
うと、ハード・ディスク診断テストが有効になることがあります。
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サーバーが停止し、POST エラー・コードが表示される場合は、 14 ページの『エ
ラー・ログ』を参照してください。サーバーが停止し、エラー・メッセージが表
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IBM System x3105 Type 4347:
問題判別の手引き