Cisco Cisco SG200-26P 26-port Gigabit PoE Smart Switch Betriebsanweisung
マルチキャスト転送の設定
マルチキャスト転送
Cisco Small Business 200 1.1
シリーズ
スマート
スイッチ
アドミニストレーション
ガイド
194
15
IP
サブネット上でマルチキャスト転送機能を利用するには、ノードとルータがマルチキャス
トに対応している必要があります。マルチキャスト対応ノードの条件は次のとおりです。
•
マルチキャスト
パケットを送受信できる。
•
そのノードが待ち受けしているマルチキャスト
アドレスをローカル
ルータに登録で
きる。これにより、ローカル
ルータおよびリモート
ルータからそのノードにマルチ
キャスト
パケットがルーティングされます。
マルチキャスト転送を行うための一般的な構成
マルチキャスト
ルータが
IP
サブネット間でマルチキャスト
パケットをルーティングするの
に対し、マルチキャスト対応レイヤ
2
スイッチは、マルチキャスト
パケットを
LAN
上また
は
VLAN
上の登録済みノードに転送します。
マルチキャスト転送を行うための一般的な構成要素は、(
a
)
IP
ネットワーク(プライベート
ネットワークまたはパブリック
ネットワーク)間でマルチキャスト
ストリームを転送する
ルータ、(
b
)
Internet Group Membership Protocol
(
IGMP
)スヌーピング機能または
Multicast Listener Discovery
(
MLD;
マルチキャスト
リスナー検出)スヌーピング機能を
備えたスイッチ、
(
c
)マルチキャスト
ストリームを受信するマルチキャスト
クライアントで
す。この構成では、ルータが
IGMP
クエリー
メッセージを定期的に送信します。
(注)
IPv6
で使用される
MLD
は、
IPv4
で使用される
IGMP v2
を基に作成された規格です。この
項では主に
IGMP
について説明していますが、
MLD
にも当てはまります。
IGMP
クエリー
メッセージがスイッチに届くと、スイッチは
VLAN
に
IGMP
クエリーをフ
ラッディングし、また、マルチキャスト
ルータに接続されているポートを学習します。ホス
トは、
IGMP
クエリー
メッセージを受信すると、
IGMP
参加メッセージで応答します。この
メッセージは、
(特定のソースから)送信された特定のマルチキャスト
ストリームを受信した
い、ということを意味します。
IGMP
スヌーピング機能を備えたスイッチは、
IGMP
参加メッ
セージを解析し、そのホストから要求されたマルチキャスト
ストリームをこのポートに転送
する必要があるということを学習します。続いて、
IGMP
参加メッセージをマルチキャスト
ルータにのみ転送します。マルチキャスト
ルータは、
IGMP
参加メッセージを受信すると、
スイッチと同様に、受信したインターフェイスを学習します。続いて、要求されたマルチキャ
スト
スト
ストリームをそのインターフェイスに送信します。