M-AUDIO 49e User Manual

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アドバンスドファンクション
オクターブ「+」「−」ボタンは、初期設定オクターブシフトが行えるように設定されています。このボタンで、オクターブシフト設定以外にも5種類の
MIDI機能をコントロールすることもできます。
上図に示すように最初の6つの黒鍵盤は「DATA  =  ________」と表記されています。これらの鍵盤でオクターブボタンの機能が選択できます。選択で
きる機能には、マイナスの値を送信しないものもあります。この場合、ボタンの上のLEDは両方とも点灯したままの状態になります。
ボタンの機能を選択するには:
Advanced Functionsボタンを押して、キーボードを編集モードにします。 
該当する黒鍵盤を押します。黒鍵盤を押すと編集モードは終了し、演奏モードに戻ります。
オクターブボタンでは以下5種類の機能をコントロールすることができます。
オクターブシフト
オクターブ「+」「―」キー
「オクターブ」の項で既に解説したオクターブシフト以外にもオクターブシフトをする方法がもう1つあります。オクターブ「+」「−」と表記された鍵盤
を使うやり方です。Advanced Functionsボタンを押して、キーボードを編集モードにすると、「+」「−」の鍵盤はキーボードのピッチを上下にオクター
ブ単位でシフトさせます(一回押す毎に1オクターブずつシフトします)。デフォルトのオクターブ設定は「0」で、キーボードの電源を入れる毎に、オクタ
ーブ「0」設定にもどります。オクターブボタンの上のLEDが両方点灯している時はキーボードがオクターブ「0」設定である事を示します。
まず「+」「−」鍵盤をオクターブコントロール用にアサインします。
Advanced Functionsボタンを押して、キーボードを編集モードにします。
「DATA = OCTAVE」を表すC1の右の黒鍵盤(C# 1)を押します。C#を押すと編集モードは終了します。
オクターブ鍵盤を使ってのオクターブシフトは、オクターブボタンをオクターブシフト以外のMIDIコントロールに使用している時に、オクターブシフトを
素早くできる有効で便利な方法です。:
Advanced Functionsボタンを押して、キーボードを編集モードにします。
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「OCTAVE +」を表すB2 の左の黒鍵盤(Bb2)を押すと1オクターブだけ上がります。再び押すと2オクターブ上がるという具合にオクターブを上
げていくことができます。
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「OCTAVE  -」を表すF2の右の黒鍵盤(F# 2)を押すと1オクターブだけ下がります。再び押すと2オクターブ下がるという具合にオクターブを上
げていくことができます。また、「OCTAVE 0」を表すG2の右の黒鍵盤(G# 2)を押すとオクターブシフト設定が0にリセットされます。
オクターブシフトの選択が終わったら、「ENTER」を表すC5を押して編集モードを終了します。
トランスポーズ
1オクターブ上下するよりも数セミトーンだけピッチを上下させたい場合に有効なのがトランスポーズ機能です。例えば、ある曲をボーカリストと演奏し
ていて、最も高い音程の発声ができない時などには、ピッチを1∼2セミトーン下げるとうまくいくこともあります。*これはトランスポーズというMIDI機
能で行うことができます。
トランスポーズには、シフト幅が 12であるという点を除けば、上記のオクターブシフトと同様の操作をします。オクターブシフトと同様、トランスポー
ズにも2通りの方法があります。オクターブ「+」「−」ボタンを使うか、または黒鍵盤F# 3、G# 3、Bb3を用います。黒鍵盤はそれぞれ「TRANSPOSE 
-」「TRANSPOSE 0」「TRANSPOSE +」を表しています。
オクターブ「+」「−」ボタンにトランスポーズ機能をアサインするには:
Advanced Functionsボタンを押してキーボードを編集モードにします。
「DATA = TRANSPOSE」を表すD1の右の黒鍵盤 (D# 1)を押します(D# 1を押すと編集モードは終了します)。
「+」ボタンを押すと演奏中のノートのピッチが高くなるのがわかります。
トランスポーズをキャンセルするには「+」と「−」を同時に押します。
*1セミトーンは隣接する2ノート間のピッチの違いを表します。2セミトーン代えるということは、そのノートを2ノート分だけ高く演奏するのと同じこと
です。