M-AUDIO TORQ MIXLAB User Manual

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Chapter
1
日本語
         
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日本語
Chapter
10
MASTER OUTPUT
(マスター出力)
M
aster  Output
(マスター出力)は、
Torq  LE
のオーディオ・シグナル・フローで音楽が
オーディエンスに聞かれる前の一番最後のステップです。マスター・モジュールには、
Master Level
(マスター・レベル)スライダ、
Master Level
(マスター・レベル)メーター、
Master 
Limiter
(マスター・リミッター)、
Audio  Recorder
(オーディオ・レコーダー)が含まれます。こ
れらのコントロールは全て右のデッキ
B
の下に横に整列しています。
Volume Control
(ボリューム・コントロール)
お分かりの通り
Master  Volume
(マスター・ボリューム)スライダは、
Torq  LE
のメインの出力の全
体音量をコントロールします。このスライダは、
Torq  LE
File  Recorder
(後に説明します)のレ
ベルを設定する時にも使用します。
Channel  volume
(チャンネル・ボリューム)フェーダとは異な
り、
Master  Volume
(マスター・ボリューム)スライダは左右に動きます。スライダを右に動かすと
出力ボリュームが大きくなり左に動かすと出力ボリュームは小さくなります。
Level Meter
(レベルメータ)と
Limiter
(リミッター)
Master Level
(マスター・レベル)メータは、
Master Volume
(マスター・ボリューム)スライダの
中にあります。音楽の演奏中はメータが動いているのがわかります。
Torq LE
は、デジタル・オーディオ・システムであるためヘッドルーム(ダイナミック・レンジ)の量
には制限があります。ミックスがヘッドルームを超えると通常はクリッピング(ディストーション)が
発生します。この不快な音を防ぐために
Tor
マスター出力にリミッターが搭載されメインの出力がクリッ
ピングしないように維持します。
マスター・ボリュームの一番右にある黄色のインジケータが点灯するとリミッターがクリッピングから
システムを保護していることを表示しています。マスター・ボリュームが最大ヘッドルームを超える度
に素早くボリュームを下げることでこれを実現します。リミッターは絶対確実なものではありません。
リミッターを常にトリガーしていることのないよう注意する必要があります。ミックスのボリューム
が大き過ぎる場合、リミッターは常にボリュームを下げるため奇妙なサウンドに聞こえます。黄色の
インジケータがミックスの間中点灯していればマスター・ボリュームのスライダで音量を下げミックス
が常にリミッターを使うことのないようにします。ここでボリュームを下げた分は、ハウス・サウンド
のシステムのボリュームを上げて補うことができます。
Master Recorder
(マスター・レコーダー)
Master
(マスター)モジュールは、レコーダーのモジュールを搭載しオーディオ・ファイルを演奏し
ながら、ミックスを録音して保存することができます。録音したミックスは、例えば、
CD
に焼いたり
ポッドキャストとして配信することもできます。
ミックスを録音するプロセスは大変に簡単です。ミックスに名前をつけてハードディスクの場所を選択
して保存するだけです。それからミックスを始めます。ミックスが終わったら
Stop
(停止)ボタンを
押すとファイルは使用可能な状態になります。