Sony HVL-F36AM Manual

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もう一度ハイスピードシンクロボタン(
HSS
)を押すと、ハイスピード
シンクロ撮影は解除されます。解除すると、同調速度より高速側の
シャッタースピードは設定されません。
明るい場所での撮影をおすすめします。
ハイスピードシンクロ撮影時は、通常のフラッシュ撮影よりも調光距離
範囲が短くなります。
ハイスピードシンクロ撮影時の正確な調光距離範囲は、
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ページのハ
イスピードシンクロ発光時のガイドナンバー表より求めることができま
す。該当するガイドナンバーをレンズの絞り値で割った値が、調光距離
範囲の遠距離限界側(フラッシュ光の届く範囲)になります。
例:シャッタースピード
1/500
秒、焦点距離
28mm
、絞り値
F4
の場
合、
ガイドナンバー
÷
 
絞り値
 2
、により、フラッシュ光は
2m
まで到
達します。
ISO400
の場合は、この値の
2
倍になります。
バウンス撮影でのハイスピードシンクロ撮影はできません。
フラッシュメーターやカラーメーターを使用する場合は、適正露出が得
られないためハイスピードシンクロ撮影はできません。
フラッシュ同調速度
一般的にフラッシュ撮影時には、これ以上の速度で撮影できないとい
う限界のシャッタースピード(フラッシュ同調速度)があります。ハイ
スピードシンクロ撮影(
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ページ)の可能なカメラでは、この同調速
度の制限はなくなり、カメラの持つ最速のシャッタースピードでのフ
ラッシュ撮影が可能です。