Brother RJ-3050 Reference Guide
プリンターラスターマニュアル
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7. 印刷コマンド詳細
M
圧縮モード選択
ASCII:
M
{n}
16 進:
4D
{n}
パラメーター
{n}の定義
0 無圧縮モード (有効)
1 予約
(無効)
2 TIFF
(シリアル接続の場合は常に
TIFF 圧縮)
説明
圧縮モードを選択する。データ圧縮はラスターグラフィック転送のデータ内でのみ有効です。
[TIFF (Pack Bits)]
1バイト単位。
同一データが連続する場合は、その個数とその1バイトのデータを指定します。
異なるデータが連続する場合は、その個数と異なるデータすべてを指定します。
同一データを指定する場合の個数の指定は、(実際の数-1)を負の数で指定します。
異なるデータの個数指定の場合も、そのバイト数-1を正の数で指定します。
以上の処理の結果、圧縮データが、
RJ-3000 では 72 バイトを、RJ-2000 では 54 バイトを超える場合は、すべて
異なるとみなします。
この結果、長さを指定する1バイトを含めて、トータルで、
RJ-3000 の場合は 73 バイトに、RJ-2000 の場合は 55
バイトになります。
サンプル
ラスターグラフィックス転送の1ラスター分
:
非圧縮時:
00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00
00 00 00 00 00 22 22 23 BA BF A2 22 2B……
00 00 00 00 00 22 22 23 BA BF A2 22 2B……
圧縮時:
ED 00 FF 22 05 23 BA BF A2 22 2B …
a
a
b
c
a. 00h が 20 バイト続きますので、20 Dec→19 Dec→13 Hex、負の数にして ED Hex です。
従って、
ED 00
b. 22h が 2 バイト続きますので、2 Dec→1 Dec→1 Hex、負の数にして FF Hex です。
従って、
FF 22
c. 次の 6 バイトはそのまま展開します。6 Dec→ 5 Dec →5 Hex。
従って、
05 23 BA BF A2 22 2B
この後も非圧縮データのバイト数分続けます。最後まで、
00 Hex であっても省略できません。