Sybase IQ 12.7 User Manual

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メモリ使用の概要
 
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Sybase IQ
注意
一部の
 UNIX プラットフォームでは、他のサーバ・スイッチを設定して
バッファ・キャッシュに使用可能なメモリを増やす必要があります。詳細につ
いては、
 を参照
してください。
その他の注意事項
Sybase IQ のバッファ・キャッシュ・サイズは、データベースをどのように使
うかによって変わります。パフォーマンスを最大にするには、データベース
の挿入、問い合わせ、およびその両方を使用するそれぞれの場合に応じて設
定を変更してください。ただし、データベースへの挿入と問い合わせを両方
使用する環境では、すべてのユーザによるデータベースの使用を中止し、バッ
ファ・キャッシュ・オプションをリセットすることは容易でありません。こ
のような場合は、ロードまたはクエリのどちらかのパフォーマンスを優先さ
せてください。可能なかぎり、データベースで作業を行う前にキャッシュ・サ
イズを定義してください。
バッファ・キャッシュとメモリ・オーバヘッドのガイドラインも、プラット
フォームによって異なります。その他の事項については、
Sybase IQ インス
トールおよび設定ガイド』を参照してください。
バッファ・キャッシュ・サイズの設定例
次の表には、システムのメモリが消費される要因の一覧と、メイン・バッファ・
キャッシュとテンポラリ・バッファ・キャッシュに残されたメモリ量の例を示
します。この例では、システムに
 1GB の物理メモリがあること、実行中の
Sybase IQ 以外にはハードウェア上に大きなアプリケーションがないこと、ア
クティブ・データベースは一度に
 1 つしかないことを前提にしています。この
表では、主なデータベース・アクセスの種類
 ( クエリまたは挿入 ) で数字を分
けています。
 5-1: バッファ・キャッシュに使用可能なメモリの例 (MB 単位 )
メモリの使用
使用量
使用可能な
メモリ:
 クエリ
使用可能な
メモリ:挿入
使用可能な物理メモリの合計
 (MB 単位の
概数
)
1000
1000
UNIX システムの最小量を前提としたオ
ペレーティング・システム使用量
100
a
900
900
アクティブ・ユーザ数のオーバヘッド:
接続ユーザ数は約
 30 人だが、アクティ
ブ・ユーザ数は約
 10 人のみで、1 人あた
 10MB
100
825
200 バイトのレコード・サイズとデフォル
ト設定を前提としたときの、フラット・
ファイルからの挿入に伴うオーバヘッド
97
828