Sybase IQ 12.7 User Manual

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 6 章    パフォーマンスのモニタリングとチューニング
パフォーマンス&チューニング・ガイド
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❖ プロシージャ内の特定の行のプロファイリング情報を表示するには
1
sa_procedure_profile ストアド・プロシージャを実行します。
たとえば、次のように入力します。
CALL sa_procedure_profile
2
[SQL] – [ 実行 ] を選択します。
プロシージャの個々の行のプロファイリング情報が含まれる結果セット
 [ 結果 ] ウィンドウ枠に表示されます。
sa_procedure_profile ストアド・プロシージャの詳細については、『Adaptive
Server Anywhere SQL リファレンス・マニュアル』を参照してください。
バッファ・キャッシュのモニタリング
Sybase IQ には、バッファ・キャッシュのパフォーマンスをモニタリングする
ツールが用意されています。このモニタは、バッファ・キャッシュ、メモリ、
Sybase IQ 内で行われた I/O 関数の統計情報を収集し、それらをログ・ファイ
ルに保管します。
バッファ・キャッシュのパフォーマンスは、
Sybase IQ 全体のパフォーマンス
にとって重要な要因です。モニタが提供する情報を使用して、メイン・バッ
ファ・キャッシュとテンポラリ・バッファ・キャッシュに割り付けるメモリの
量を微調整できます。あるキャッシュが他のキャッシュよりもかなり多くの
I/O を実行している場合は、共有メモリを適切に再割り付けしてください。再
割り付けする場合は、
10 ~ 50MB 単位で少しずつ、繰り返して行います。再
割り付けが終了したら、負荷を再実行し、パフォーマンス上の変化をモニタリ
ングします。
バッファ・キャッシュ・モニタの起動
Sybase IQ バッファ・キャッシュ・モニタを DBISQL から起動します。モニタ
を起動するたびに、各モニタは
 Sybase IQ 内で別々のカーネル・スレッドとし
て実行されます。
次の構文を使って、モニタを起動します。
IQ UTILITIES { MAIN | PRIVATE }
 INTO dummy_table_name 
 START MONITOR 'monitor_options [ ... ]'
MAIN を指定すると、接続先データベースの IQ ストア内のすべてのテーブル
について、メイン・バッファ・キャッシュのモニタリングを開始します。
PRIVATE を指定すると、接続先データベースのテンポラリ・ストア内のすべ
てのテーブルについて、テンポラリ・バッファ・キャッシュのモニタリングを
開始します。