Sybase IQ 12.7 User Manual
第
6 章 パフォーマンスのモニタリングとチューニング
パフォーマンス&チューニング・ガイド
169
バッファ・キャッシュの構造
Sybase IQ では、システム上の CPU の数に応じて、バッファ・キャッシュの
キャッシュ・パーティションの数が自動的に計算されます。マルチ
キャッシュ・パーティションの数が自動的に計算されます。マルチ
CPU 構成
で ロ ー ド ま た は ク エ リ の パ フ ォ ー マ ン ス が 予 想 よ り 悪 い 場 合 は、
CACHE_PARTITIONS データベース・オプションの値を変更するとパフォーマ
ンスが向上することがあります。詳細については、
CACHE_PARTITIONS データベース・オプションの値を変更するとパフォーマ
ンスが向上することがあります。詳細については、
『
Sybase IQ リファレンス・
マニュアル』の
バッファは、キャッシュの
LRU (Least Recently Used) 側の終端に近づくと、
ウォッシュ・マーカを越えます。
Sybase IQ は最も古いページ ( ウォッシュ・
マーカを越えたページ
) をディスクに書き出して、そのページが占有していた
キャッシュ領域を再利用できるようにします。スイーパ・スレッドと呼ばれる
Sybase IQ 処理スレッドのチームが、最も古いバッファを一掃し (書き出し) ます。
Sybase IQ 処理スレッドのチームが、最も古いバッファを一掃し (書き出し) ます。
データのページをキャッシュに読み込む必要がある場合、
Sybase IQ は LRU
バッファを取り込みます。バッファがまだ「ダーティな」
( 変更された ) 状態
の場合は、先にバッファをディスクに書き込む必要があります。モニタ
-cache
レポートの
[Gdirty] カラムは、LRU バッファをダーティな状態で取り込んだた
めに、
Sybase IQ がそのバッファを使用する前に書き出す必要があった回数を
示します。
通常、
Sybase IQ では [Gdirty] の値が 0 に維持されます。この値が 0 より大
きい状態が長時間続く場合は、スイーパ・スレッドの数とウォッシュ・マー
カを制御するデータベース・オプションを調整する必要があります。詳細
については、
カを制御するデータベース・オプションを調整する必要があります。詳細
については、
『
Sybase IQ リファレンス・マニュアル』の
を参照してください。
バッファ・マネージャのスラッシングの回避
オペレーティング・システムによるページングは、使用可能な空きメモリを超え
るバッファを必要とするクエリに影響します。特に、バッファ・キャッシュにさ
らに多くの物理メモリを割り付けようとすると、ページングが少々必要です。た
だし、物理メモリをバッファ・キャッシュに過度に割り付けると、オペレーティ
ング・システムによるページングの発生頻度が高くなり、システム全体がスラッ
シングする原因となることがあります。逆に、バッファ・キャッシュに十分なメ
モリを割り付けないと、
るバッファを必要とするクエリに影響します。特に、バッファ・キャッシュにさ
らに多くの物理メモリを割り付けようとすると、ページングが少々必要です。た
だし、物理メモリをバッファ・キャッシュに過度に割り付けると、オペレーティ
ング・システムによるページングの発生頻度が高くなり、システム全体がスラッ
シングする原因となることがあります。逆に、バッファ・キャッシュに十分なメ
モリを割り付けないと、
Sybase IQ がスラッシングしてしまいます。
オペレーティング・システムがディスクにページ・アウトする最適バッファの
量を減らした場合、バッファ・マネージャはこれらのバッファをメモリに戻す
ためにディスクから余分に読み込みを行わなければならないため、バッファ・
マネージャのスラッシングが発生します。
量を減らした場合、バッファ・マネージャはこれらのバッファをメモリに戻す
ためにディスクから余分に読み込みを行わなければならないため、バッファ・
マネージャのスラッシングが発生します。
Sybase IQ では、ディスクにフラッ
シュするための最適なバッファを把握しているため、ページ・アウトの全体の
数を減らすことによって、このようなオペレーティング・システムによる干渉
を回避できます。
数を減らすことによって、このようなオペレーティング・システムによる干渉
を回避できます。