Yamaha P-120 Manual De Usuario

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P-120/120S
 各種の便利な設定をする・・・【FUNCTION
ファンクション
各ファンクション項目の説明
楽器全体の音程を微調整する機能です。合奏のとき
や、CD の再生に合わせて演奏するときなど、ほか
の楽器や CD の再生音などと音程を正確に合わせた
い場合に使います。
1. ファンクションモードに入り、大項目
を選
びます。
2.【− /NO
ノー
】【+ /YES
イエス
】で、A3 の鍵盤の音程を Hz
ヘ ルツ
の数値で設定します(約 0.2Hz 単位)
……
……
小数点以下の数値は、下記のような点「.」で示され
ます。
Hz
ヘルツ
とは…
音の高さを示す単位です。
(音 の高さは音波の振動数によっ
て決まります。1 秒間に何回振動するかという数値の単位が
Hz
ヘルツ
です。
鍵盤 を使った 設定方法も あります…(フ ァン
クションモードでないときに操作できます。)
音程を上げる(約 0.2Hz 単位)…
A-1 と B-1(左端の白鍵 2 つ)を同時に押したまま、C3 ∼ B3
の 1 つの鍵盤を押す。
音程を下げる(約 0.2Hz 単位)…
A-1 と A
-1(左端の白鍵と黒鍵)を同時に押したまま、C3
∼ B3 の 1 つの鍵盤を押す。
基本設定に戻す…
A-1 と A
-1 と B-1(左端の白鍵 2 つと黒鍵 1 つ)を同時に
押したまま、C3 ∼ B3 の 1 つの鍵盤を押す。
・ 鍵盤と鍵盤名の対応について は、
「各部の名前」(P16)
をご参照ください。
(上記操作中、
ディスプレイがHz
ヘ ルツ
表示(
に切り替わります。操作後、元のディスプレイに戻ります。)
約 1Hz 単 位で 設 定す る方 法 もあ り ます …
(ファンクションモードでないときに操作できます。
約 1Hz 単位で音程を上下させる…
「A-1 と B-1」または「A-1 と A
-1」
(左端の白鍵 2 つ、また
は左端の白鍵と黒鍵)を同時に押したまま、
【− /NO
ノー
【+
/YES
イエス
を押す。
基本設定に戻す…
「A-1 と B-1」または「A-1 と A
-1」
(左端の白鍵 2 つ、また
は左端の白鍵と黒鍵)を同時に押したまま、
【− /NO
ノー
【+
/YES
イエス
を同時に押す。
(上記操作中、
ディスプレイがHz
ヘ ルツ
表示(
に切り替わります。操作後、元のディスプレイに戻ります。)
音律(調律法)を選ぶ機能です。
現在もっとも一般的なピアノの調律法「平均律」が
完成するまでには、時代と共に様々な音律が考えら
れ、またそれによる音楽が誕生しました。
当時 の調律 法で演 奏する ことで その曲 が誕生 した
時の響きを味わうことができます。
次の 7 種類の音律(調律法)が用意されています。
平均律 (Equal Temperament
イコールテンペラメント
1 オクターブを 12 の間隔で等分した音律です。現在もっ
ともポピュラーなピアノの調律法です。
純正律(長調)(Pure Temperament
ピュア テンペラメント
(Majer
メジャー
純正律(短調)
(Pure Temperament
ピュア テンペラメント
(minor
マイナー
自然倍音を基準とするため、主要 3 和音が美しく純粋に
響くのが特 長です。現在でも合唱のハーモ ニーなどで見
られます。
ピタゴラス音律(Pythagorean Temperament
ピタゴリアン テンペラメント
ギリシャ時 代の哲学者ピタゴラスによっ て考えられた 5
度音程だけ の組み合わせからできた音 律です。3 度はう
なりが生じますが 5 度と 4 度の音程が美しく、旋律の演
奏に向いています。
中全音律 (Meantone Temperament
ミーントーン テンペラメント
ピタゴラス音律の 3 度の音程のうなりをなくすために改
良された音律です。
十 六世 紀後 半から 十八 世紀 後半 まで にか けて 広く普 及
し、ヘンデルも使用しました。
ヴェルクマイスター音律 (Werckmeister
ヴェルクマイスター
キルンベルガー音律 (Kirnberger
キルンベルガー
中全音律と ピタゴラス音律を組み合わ せた音律で、両者
はその組み 合わせ方が異なります。転調に より曲想が変
化するのが特長です。
バッハやベ ートーベン時代に使用され、現 在でもその時
代の音楽 をハープシコード(=チェン バロ)などで演奏
するときにはしばしば用いられます。
F1. 音程の微調整
表示
440.0
設定範囲:
440.2
427.0 ∼ 453.0(Hz)
440.4
基本設定:
440.6
440.0(Hz)
440.8
F2. 音律(調律法)の選択