Sybase IQ 12.7 Manuel D’Utilisation

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 4 章    OLAP の使用
パフォーマンス&チューニング・ガイド
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GROUP BY 句の拡張機能
GROUP BY 句の拡張機能により、次のような処理を行う複雑な SQL 文を書く
ことができます。
入力ローを複数の次元に分割し、結果グループの複数のサブセットを組み
合わせる。
“ データ・キューブ ” を作成し、データ・マイニング分析のための疎密度
の多次元結果セットを用意する。
元のグループを含んだ結果セットを作成する
 ( 必要に応じて、小計ローと
合計ローを含める場合もある
)。
ROLLUP や CUBE などの OLAP の Grouping() ( グループ化 ) 操作は、プレフィ
クスや小計ローとして概念化できます。
プレフィクス
GROUP BY 句を含むクエリでは、プレフィクスのリストが作成されます。プ
レフィクスとは、
GROUP BY 句の項目のサブセットであり、クエリの GROUP
BY 句の項目のうち最も右にある 1 つまたは複数の項目を除外することで作成
されます。残りのカラムはプレフィクス・カラムと呼ばれます。
ROLLUP  1 
次に示す
 ROLLUP のクエリの例では、GROUP BY のリストに
2 つの変数 (Year と Quarter) が含まれています。
SELECT year (order_date) Year, quarter(order_date)
Quarter, COUNT(*) Orders 
FROM alt_sales_order 
GROUP BY ROLLUP(Year, Quarter) 
ORDER BY Year, Quarter
このクエリには次の
 2 つのプレフィクスがあります。
Quarter を除外するプレフィクス - プレフィクス・カラムには 1 つのカラ
 (Year) が含まれます。
Quarter と Year の両方を除外するプレフィクス - プレフィクス・カラム
は存在しません。
注意
GROUP BY リストには、項目と同じ数のプレフィクスが含まれます。