Yamaha MG4FX Manuale Utente

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MG12/4FX
 
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ステップアップガイド
4-1. モニターセンドとエフェクターのため
の AUX バス
AUX バス(P11 参照)は、用途に応じて使い分けることができま
す。通常は、ステージ上のプレーヤーのモニターとして使ったり、リ
バーブやデ ィレイなどのエフェク トをかけたりといった 用途に使い
ます。各チャンネルの AUX コントロール部 には、ほとんどの場合
プリフェー ダーかポストフェーダ ーを切り替えるスイッ チがついて
います。ポ イントは、AUX バス をモニタ ー用また は外部エ フェク
ター用として使用する場合に、それぞれプリ / ポストフェーダー信
号のどちらを使うのかということです。本機には AUX コントロール
に PRE スイッチがついており、プリ / ポストフェーダー信号を切
り替えることができます。
■ プリ / ポストの使い分け
プリフェーダー
チャンネルフェーダーを通る前の段階の信号です。信号のセンド(出
力)レベルは AUX センドコントロールで調整し、チャンネルフェー
ダーの影響 は受けません。プリフ ェーダーの信号は、プ レーヤーの
モニター用として最適です。
ステージ上 のプレーヤーにとっ て、モニターバランスは 常に一定で
ある方が演奏しやすいものです。たとえば、ギターソロはギターチャ
ンネルのフ ェーダーを上げてギタ ーをより目立たせるよ うに調整し
ますが、ポストフェーダーの信号をモニターとして送っていると、同
時にステー ジ上のプレーヤーのモ ニターバランスまで変 わってしま
うことにな ります。このようなこ とから、モニター用の 信号はプリ
フェーダーで送ります。
ポストフェーダー
チャンネル フェーダーを通った あとの段階の信号で す。信号のセン
ド(出力)レベルは AUX センドコントロールとチャンネルフェー
ダーの両方 で調整します。ポスト フェーダーの信号は 、チャンネル
フェーダーの影響を受けるので、リバーブなど(P17 参照)残響音
を付加するようなエフェクターに送る信号に最適です。
フェー ダーを上 げると原 音ととも にリバー ブの効果 が大きく なり、
フェーダー を下げると原音ととも にリバーブの効果も小 さくなりま
す。原音とエフ ェクターの効果音と の割合は常に一定の バランスで
音量調整ができます。
4. 外部エフェクト、モニターミックス、グループについて
AUX RETURN レベル
マスター
フェーダー
チャンネル
フェーダー
AUX SENDレベル
プリ / ポスト使い分けの例
モニターミックス時のプリフェーダーセンド センド信号はモニター用パワーアン
プやスピーカーシステムに送られます。チャンネルフェーダーはセンドレベルに影
響を与えません。モニターミックスはメインミックスから完全に独立させることが
できます。この場合はリターン信号は使いません。
外部エフェクト加工時のポストフェーダーセンド センド信号はリバーブなどの外
部エフェクタ−に送られ、そのエフェクタ−から AUX リターン端子などに送り返
され、各バスへミックスされます。センドレベルはチャンネルフェーダーの影響を
受けるので、エフェクターへ送られる信号のミックスバランスもそれにともなって
変化します。
AUX SEND レベル