M-AUDIO Ultra 8R ユーザーズマニュアル

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Fast Track Ultra 8R
ユーザーズ
・マニュアル
14
Sync Source
(シンクソース)
Sync  Source
(シンクソース)のドロップダウン・メニューでは
Fast  Track  Ultra  8R
のシンクソースを
選択し、
Fast  Track  Ultra  8R
外部デジタ
機器(
S/PDIF
入力シグナル)に同期させるには、
external
(外部)」設定を選択します。
Fast  Track  Ultra  8R
内部クロックに同期させるには、
Internal
(内部)」に設定します。デジタル入力と外部クロックについての詳細は「外部クロックについて」を参照して下さい。
       
外部クロックについて
デジタル
・オーディオはサンプルに基づいています。例えば
44.1kHz
のサンプリングレートのデジタル
・レコーディングには、
1
秒間に
44,100
個のサンプル
またはデジタル
「スナップショット」が含まれます。オーディオ機器にはそれぞれ内部クロックまたはクリスタルが搭載され、一秒内にこれらのサンプルの正確
なレートタイミングを
生成してコントロールします。デジタル・オーディオ機器が
2
台以上同時に動作している場合、そのうちの
1
台の内部クロックだけがマス
ターとなりその
他の機器を支配し、その他の機器は全てマスターとなる機器のクロックに同期(スレーブ)します。さもなければ録音されるオーディオに歪み
生じたり不正確なスピードで再生されたり、クリックやポップ等のノイズが混ざることがあります。
Fast Track Ultra 8R
がその
他のデジタル・オーディオ機器にデジタル接続されている場合、
Fast Track Ultra 8R
をワードクロックのマスター
(「
internal
(内
部)」)として動作するよう設定することができます:
 
 
 Fast Track Ultra 8R
S/PDIF
出力にその他のデジタル・オーディオ機器の入力を接続して、その機器の
S/PDIF
入力に同期するように設定します(ワー
ドクロックのスレーブとします
)。
 
また
Fast Track Ultra 8R
以外の機器をワードクロックのマスターとして設定して、
Fast Track Ultra 8R
がワードクロックのスレーブとなるよう
設定する
ことも
可能です:
 
 
 
サードパーティの
S/PDIF
出力を
Fast Track Ultra 8R
S/PDIF
入力に接続します。
Fast Track Ultra 8R
のコントロールパネルのシンクソースの
定で「
external
(外部)」を選択します。
Fast Track Ultra 8R
接続されている機器で生成されるデジタル
S/PDIF
シグナルに
同期して動作します。
 
 
シンクソースが
external
(外部)」に設定されている時、
Fast Track Ultra 8R
S/PDIF
入力からの入力シグナルのみを受信することに注意して下さ
。この設定では入力チャンネル
7/8
S/PDIF
入力からのシグナルを受信します。マイク
/
ライン
入力
7/8
からのシグナルではありません
Driver Settings
(ドライバの設定)
ASIO/WDM Buffer Size
Windows
のみで表示)
 
   
 
レイテンシーとは
入力シグナルが
DAW
経由して出力されるまでにかかる時間として定義されています。このレイテンシーにより既存
のトラックにオーバーダブする
時に不必要なディレイ(遅れ)が生じます。
 
   
 
バッファ
・サイズを小さくするとレイテンシーは低くなりますが、システムの処理速度が遅いとオーディオ再生時にクリックやポップ、
ドロッ
プアウト
等の原因になります。
 
   
 
デフォルトのバッファ
・サイズは
256
です
。オーディオにクリックやポップ等のノイズが混じる場合、バッファ・サイズを少しずつ上げてノイ
ズが
聞こえなくなるまで調整します。
ASIO Direct Monitoring
Windows
のみで表示)
 
   
 Windows
用の
DAW
多くは
ASIO  2.0
をサポートし
、また
ASIO
ダイレクト
・モニタリング機能もサポートしています。
ASIO
ダイレク
・モニタリングは、
ASIO
対応のソフトウエアで
Fast  Track  Ultra  8R
のコントロールパネルのルーティングやモニタリング
機能を遠隔
操作やコントロールすることができます。
ASIO
ダイレクト
・モニタリングを使用しない場合には、
Asio  Direct  Monitoring
」からチェッ
クを
外しておきます。
ASIO
ダイレクト
・モニタリングを使用するための情報については、お使いの
DAW
のユーザーガイドを
参照して下
さい
High Performance Mode
Windows
のみで表示)
 
   
 High  Performance  Mode
(ハイパフォーマンス・モード)にチェックを入れると、
DAW
経由したオーディオ入力シグナルをモニタリ
ングするのに
必要な低さのレイテンシーまでレイテンシーを下げ、
CPU
への
負荷を軽減することができます。ほとんどのコンピュータは
High Performance Mode
(高性能モード)をサポートしていますが、満足な結果が得られない場合にはチェックを外してこのモードを無
効にします。デフォルトではこのボックスにチェックは入っていません。