Cisco Cisco SG200-26P 26-port Gigabit PoE Smart Switch ユーザーガイド
マルチキャスト転送の設定
マルチキャスト転送
Cisco Small Business 200 1.1
シリーズ
スマート
スイッチ
アドミニストレーション
ガイド
196
15
IGMP/MLD
スヌーピング機能を利用した場合、
IP
ネットワークの帯域幅を大量に使用する
ストリーミング処理において、マルチキャスト
トラフィックを大幅に削減できます。
IGMP/
MLD
スヌーピング機能を利用したスイッチでは、そのマルチキャスト
トラフィックの受信対
象であるホストにのみ、マルチキャスト
トラフィックが転送されます。各ホストでは、ネッ
トワーク上で発生したすべてのマルチキャスト
トラフィックを受信してフィルタリングする
必要がないため、マルチキャスト
トラフィックが削減されると、スイッチ上でのパケット処
理量が削減されると共に、各ホストの負荷も軽減されます。
サポートされているバージョンは次のとおりです。
•
IGMP v1
、
v2
、
v3
•
MLD v1
、
v2
マルチキャスト
アドレスの特徴
マルチキャスト
アドレスには次の特徴があります。
•
IPv4
のマルチキャスト
アドレス範囲は、
224.0.0.0
∼
239.255.255.255
です。
•
IPv6
のマルチキャスト
アドレス範囲は、
FF00:/8
です。
•
IP
マルチキャスト
グループ
アドレスをレイヤ
2
マルチキャスト
アドレスにマッピン
グする方法は次のとおりです。
-
IPv4
の場合、
IPv4
アドレスの下位
23
ビットを
01:00:5e
というプレフィクス
の後ろに追加します。標準では、
IP
アドレスの上位
9
ビットは無視されます。ま
た、マッピングに使用される下位
23
ビットは互いに同じであるため、上位
9
ビットの値だけが異なる
IP
アドレスは、同じレイヤ
2
アドレスにマッピングさ
れます。たとえば、
234.129.2.3
は
01:00:5e:01:02:03
というレイヤ
2
マルチ
キャスト
グループ
アドレスにマッピングされます。最大
32
個の
IP
マルチキャ
スト
グループ
アドレスが、同じレイヤ
2
アドレスにマッピングされます。
-
IPv6
の場合、
IPv6
マルチキャスト
アドレスの下位
32
ビットを
33:33
というプ
レフィクスの後ろに追加します。たとえば、
IPv6
マルチキャスト
アドレス
FF00:1122:3344
はレイヤ
2
マルチキャスト
アドレス
33:33:11:22:33:44
に
マッピングされます。