Sybase IQ 12.7 ユーザーズマニュアル
第
5 章 システム・リソースの管理
パフォーマンス&チューニング・ガイド
141
カタログ・ファイル増大の最小化
カタログ・ファイルが増大するのは正常なことで、その割合はアプリケーショ
ンとカタログの内容によって異なります。
ンとカタログの内容によって異なります。
.DB ファイルのサイズがパフォー
マンスに影響を与えることはなく、
.DB ファイル内の空きページが必要に応じ
て再利用されます。カタログ・ファイルの増大を最小限に抑えるには、次の方
法を使用します。
法を使用します。
•
CREATE TABLE 文で IN SYSTEM を使用しない。
•
システム・ストアド・プロシージャを実行した後で
COMMIT 文を発行する。
•
長時間実行されるトランザクションの最中に
COMMIT 文を発行する。
パフォーマンス向上のための非正規化
正規化フォームでデータベースを作成した場合、ベンチマークを実行して、意
図的に正規化を解除してパフォーマンスを向上させることができます。非正規
化については、以下のことが言えます。
図的に正規化を解除してパフォーマンスを向上させることができます。非正規
化については、以下のことが言えます。
•
テーブルまたはカラムに対して可能
•
事前に正規化されていることが前提
•
データの使用方法の理解が必要
非正規化する理由を次に示します。
•
すべてのクエリには、
「フル」セットのジョイン・データへのアクセスが
必要である。
•
導出カラムの計算は複雑なため、
selects のための格納が必要である。
非正規化のリスク
非正規化を正しく行うには、アプリケーションに関する十分な知識が必要とな
るため、パフォーマンスに問題がある場合にのみ非正規化を実行してください。
非正規化を行う場合、変更によってデータを最新の状態に保つためにどれだけ
の作業が必要かを考慮する必要があります。
るため、パフォーマンスに問題がある場合にのみ非正規化を実行してください。
非正規化を行う場合、変更によってデータを最新の状態に保つためにどれだけ
の作業が必要かを考慮する必要があります。
これは、大量のデータの要約が頻繁に必要とされる意志決定支援アプリケー
ションと個別にデータ変更を行うトランザクション処理要求との違いを示す
良い例です。非正規化を行う場合、特定の処理の効率を向上させるために、他
の処理の効率が低下することがあります。
ションと個別にデータ変更を行うトランザクション処理要求との違いを示す
良い例です。非正規化を行う場合、特定の処理の効率を向上させるために、他
の処理の効率が低下することがあります。
どのような非正規化の方式にも、データの整合性に問題がある可能性があるた
め、アプリケーションの設計時に慎重に文書化し、注意する必要があります。
め、アプリケーションの設計時に慎重に文書化し、注意する必要があります。