Yamaha MU100B Manual Do Utilizador

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3. MIDI データフォーマット
1. チャンネルメッセージ
1.1 ノートオン/ノートオフ
鍵盤の演奏情報を伝えるメッセージである。
ノートオンは鍵盤を押さえたときに、ノートオフは鍵盤を離したとき
にそれぞれ送信される。
各メッセージには、どの鍵盤を演奏したかを示す
「ノートナンバー」
と、どれくらいの強さで演奏したかを示す。
「ベロシティ」
という2種類のデータが含まれる。
ベロシティが0のノートオンを受信すると、ノートオフを受信したと
きと同様に機能する。
受信ノートナンバー範囲 =
0
(C-2)
...60(C3)
...127
(G8)
ベロシティー範囲
1...127
(Velocityはノートオンのみ受信)
Multi Part ParameterのRcv NOTE MESSAGE = OFFのとき,そのパート
では受信しない。
ドラムパート※ではDrumSetupのRcv NOTE OFF = OFFのときキーオ
フを受信しない。
ドラムパートではDrumSetupのRcv NOTE ON = OFFのときキーオンを
受信しない。
※ドラムパートとはMulti Part ParameterのPART MODEが
DRUM, DRUMS1...4の状態であることを指す。
1.2 コントロールチェンジ
ボリュームやパンなどをコントロールするメッセージである。
コントロールナンバー
(Ctrl#)
によって機能を区分けしている。
Multi Part Parameter の Rcv CONTROL CHANGE = OFFのとき、その
パートのコントロールチェンジは受信しない。
1.2.1
Bank Select
ボイスのバンクを選択するメッセージである。
MSBとLSBの2つのコントロールチェンジの組み合わせでボ
イスバンクが選択される。
サウンドモジュールモードによってMSBとLSBの働きが異なる。
「XG」
のときは、MSBの値でボイスの大きな区分けを、LSB
の値でボイスの細かな区分けを設定する。
「TG300B」
のときは、LSBの値を固定して、MSBの値だけで
ボイスの細かな設定をする。
Control#
Parameter
Data Range
0
Bank Select MSB
0...127
32
Bank Select LSB
0...127
Program Changeを受信してはじめて、Bank Selectが処理さ
れ、ボイスバンクが切り替わる。
ボイスバンクを含めてボイスを変更する場合,Bank Selectと
プログラムチェンジメッセージをセットにして、Bank Select
MSB,LSB,Program Changeの順で送信すること。
1.2.2
Modulation
基本的にはビブラートをかける深さをコントロールするメッ
セージであるが、以下の7種類の効果のかかり方をコント
ロールできる。
このメッセージの効果は以下のパラメーターによって変更で
きる。
・ Multi Part Parameter
1. MW PITCH CONTROL
2. MW FILTER CONTROL
3. MW AMPLITUDE CONTROL
4. MW LFO PMOD DEPTH
5. MW LFO FMOD DEPTH
6. MW LFO AMOD DEPTH
・ Effect1 Parameter
7. MW VARIATION CONTROL DEPTH
(Variation EffectがInsertionとしてパートにアサインされてい
るときに有効)
初期状態ではLFO Pitch Modulation
(PMOD)
の効果がかかる。
Control#
Parameter
Data Range
1
Modulation
0...127
Multi Part ParameterのRcv MODULATION = OFFのとき,そ
のパートのModulationは受信しない。
受信チャンネルがドラムパートの場合、5, 6の効果はかから
ない。
1.2.3
Portamento Time
ポルタメント
(1.2.9参照)
のかかり方をコントロールするメッ
セージである。
Control#
Parameter
Data Range
5
Portamento Time
0...127
Portamento
(コントロールチェンジナンバー065)
がONの時、
ピッチ変化速度を調節する。
0でポルタメント最短時間、127でポルタメント最長時間となる。
受信チャンネルがドラムパートの場合、Portamento Timeは受
信しない。
1.2.4
Data Entry
RPN MSB/LSB
(1.2.22参照)
, NRPN MSB/LSB(1.2.21参照)
指定したパラメーターの値を設定するメッセージである。
Control#
Parameter
Data Range
6
Data Entry MSB
0...127
38
Data Entry LSB
0...127
1.2.5
Main Volume
パートごとのボリュームをコントロールするメッセージである。
パートごとの音量バランスを調節する場合に用いる。
Control#
Parameter
Data Range
7
Main Volume
0...127
Multi Part ParameterのRcv VOLUME = OFFのとき、そのパー
トのMain Volumeは受信しない。
0のとき音が出ず、127で最大音量となる。