Sony AF DT 55-200 mm f/ 4-5.6 SAM Lens Manual

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SAL55200 (DT 4-5.6/55-200) (DT 55-200mm F4-5.6)
4-6.
像点移動量(絞り(球面収差量))の確認/調整
この項では,絞り値を変化させた時に起こるピント位置の変化量の確認/調整方法を記載しています。
使用機器
・ 1000 mm コリメータ
・ フランジバック測定器
・ A マウントアタッチメント
・ フランジバックゲージ(43.50mm)
・ 収差測定キャップ 55mm(SAL55200)
1. 準備
1) 「4-3-1. 光軸の確認/調整」の「1. 準備」を実行する。
2) 被検レンズのフォーカスを無限に設定する。
3) 焦点距離を 200mm に設定する。
2. 確認方法
1) 開放絞り(収差測定キャップ未装着)のフランジバック値(f'F)を測定する。
2) Fig.4-6-1 のようにレンズ前面に収差測定キャップ(F8 相当)を取り付け,フランジバック値(f'F)を測定する。
Fig.4-6-1
3) 下記の計算式で像点移動量を算出し,規格を満足していることを確認する。
注意:
開放絞りおよび収差測定キャップ 55mm 使用時のフランジバック値(f'F)の差が像点移動量となります。
像点移動量 = 収差測定キャップ 55mm 使用時のフランジバック値(f'F)−開放絞りのフランジバック値(f'F)
規格
像点移動量(mm) = 0 ∼+0.18
4) 像点移動量の規格値を満足していない場合は「3. 調整方法」を行う。
収差測定キャップ55mm (SAL55200)