Sybase 12.7 用户手册

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データベース・サイズと構造の管理
 
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Sybase IQ
非正規化の短所
正規化の解除には、次の短所があります。
非正規化を行うと、通常、検索は速くなりますが、更新は遅くなります。
これは、
DSS 環境ではさほど問題になりません。
非正規化は、必ずアプリケーションごとに行われるため、アプリケーショ
ンを変更した場合は、再評価が必要となります。
非正規化によって、テーブルのサイズが大きくなる場合があります。
Sybase
IQ では、カラム・データの格納を最適化できるため、このことは問題では
ありません。詳細については、
Sybase IQ リファレンス・マニュアル』の
の「
IQ UNIQUE 制約」
を参照してください。
非正規化によって、コーディングが簡単になる場合と、逆に複雑になる場
合があります。
非正規化のパフォーマンスの利点
次に、何によってパフォーマンスが向上するかを示します。
ジョインの必要性の最小化
集約値の再計算
 ( 選択時ではなくデータ変更時の計算 )
テーブル数の低減
非正規化の決定
非正規化を行うかどうかを決定する場合、使用中の環境におけるアプリケー
ションのデータ・アクセス要件と実際のパフォーマンス特性を分析する必要が
あります。非正規化を行う場合は、次の項目について検討します。
重要なクエリおよび予想される応答時間
使用するテーブルまたはカラム、および
 1 アクセスあたりのロー数
通常のソート順
同時予測
アクセス頻度が最も高いテーブルのサイズ
要約を計算するプロセスの有無
パフォーマンス向上のためのジョイン・インデックス作成の有無