Brother RJ-3050 参考指南

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ESC/P  コマンドリファレンス 
 
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5.  制御コマンド詳細 
※1  マイクロ QR では、連結設定は無効となり、デフォルト値になります。 
※2  マイクロ QR では、誤り訂正レベル4は無効となり、デフォルト値になります。 
※3  セルサイズの指定で 1 ドット及び 2 ドットが選択された場合、バーコードリーダーで認識できない可能性があるの
で注意してください。 
 
◆QRコード連結設定とは
QRコードでは連結設定があります。 
長い文字列を  2 個~16 個の範囲内で分割して印字する事が可能です。 
ESC/P  コマンドでは分割数の分だけ入力する必要があります。 
例えば3個に分割する場合には以下の様になります。 
ESC  i 
Q or q 
[1 個目のパラメーター] 
[1 個目のバーコードデータ] 
¥¥¥ 
ESC  i 
Q or q 
[2 個目のパラメーター] 
[2 個目のバーコードデータ] 
¥¥¥ 
ESC  i 
Q or q 
[3 個目のパラメーター] 
[3 個目のバーコードデータ] 
¥¥¥ 
(1) [パラメーター]に 3~6 を設定した場合は、下記も参照してください。 
3.  連結設定: 
分割するかしないかを決定します。分割しない場合は 0 を入力して下さい。 
分割しない場合は、「4.  コード番号」、「5.  分割数」、「6.  パリティデータ」の値は無視さ
れますので、これらにはダミーで 0 を入力して下さい。 
4.  コード番号: 
その QR コードの ESC/P コマンドが何番目であるかを示しています。 
例えば分割数を 4 として 2 番目ならば 2 となりますし、4 番目ならば 4 となります。 
5.  分割数: 
分割数の個数を入力します。 
6.  パリティデータ: 
全ての印字データ(分割前の印字データ)をバイト単位で EXOR を取った値です。こ
の値は分割した  QR コード  ESC/P  コマンドに同じ値を入力する事により、互いが連結
しているコードであることを示すものとなっています。 
 
◆バイト単位で EX-OR とは 
バイト単位で排他的論理和  [XOR]  を順にとっていきます。 
例えば文字列 
“1234”を 16 進にすると 31h、32h、33h、34h となります。 
文字列 
バイト単位の排他的論理和  (XOR) 
結果 
31h  と  32h の XOR 
0011 0001 ^= 0011 0010 
0000 0011 (03h) 
 
 
 
03h  と  33h の XOR 
0000 0011 ^= 0011 0011 
0011 0000 (30h) 
 
 
 
30h  と  34h の XOR 
0011 0000 ^= 0011 0100 
0000 0100 (04h) 
従ってパリティは 04h 
 
注意: 
このパリティデータ値が間違っていると、正しいQRコードが生成されません。