Yamaha 01 User Manual

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第1章 ProMix 01の基礎知識
1-25
機能の紹介
機能の紹介
ここでは、
本機の持つ特長的な機能を紹介、
解説していきます。
詳しい設定方法などについては、
第4章のリファ
レンスで説明します。
シーン
フェーダーの位置やパン、
イコライザーの設定、
各センドレベルやリターンレベル、
フェクトの設定などを含めた
「ある時点での本機の状態」
「シーン」
と呼びます。
シー
ンは、
最大50種類を本体内にストア
(保存)
しておくことができ、
必要に応じてリコー
(呼び出し)
することができます。
(→ P.4-3,4-4)
例えば、
いくつものバンドが出演するステージのミキシングを行うような場合、
リハー
サルで各バンド用のシーンをストアしておけば、
本番ではそれをリコールするだけで
迅速かつ簡単に設定を切り換えることができます。
イコライザー
本機には、
モノラルEQ 16個、
ステレオEQ 4個のイコライザーが内蔵されています。
チャンネルインプットをはじめ、
ステレオインプット、
2系統のエフェクトリターン、
ステレオアウトプットのそれぞれのポイントでイコライジングできます。
(→ P.4-7)
本機のイコライザーは、
ロー、
ミッド、
ハイの3バンドデジタルパラメトリックイコラ
イザーで、
各バンドともフリケンシー
(中心周波数)
-15dB∼+15dBの広範囲なゲイン
コントロール、
Q
(帯域幅)
の設定が可能です。
ローとハイでは、
ピーキング型/シェル
ビング型の選択が可能です。
また、
イコライザーのセッティングは、
あらかじめ
「ライブラリー」
(→ P.付録-7)
の中
にいくつも用意されています。
この用意されているイコライザーセッティングをリ
コールすることで、
そのセッティングを簡単に呼び出すことができます。
さらに新た
なセッティングをライブラリーにストアすることもできます。
パン
本機では、
各チャンネルインプットやステレオインプット、
センド/リターン、
ステレ
オアウトプットのパン
(定位)
を設定することができます。
特に、
ステレオインプットやペアを設定したチャンネルインプットでは、
拡がりの幅
と定位をそれぞれ設定することができます。
(→ P.4-14)