Cisco Cisco WebEx Meeting Center WBS31

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ビデオダイヤル文字列を簡単にする
スケジュール済み CMR Cloud ミーティングに参加するために Telepresence ユーザーは、
123456789@customer-a.webex.com のような 9 桁の番号と @ さらに WebEx サイトドメインの文字
列を入力する必要がありました。
パターン置換を使用することで、社内の SIP および H.323 ビデオ端末用にこの文字列を簡素化す
ることができます。この例では、ダイヤル時にユーザーがドメインを加える必要を無くすための
短いプレフィックスを追加します。社内ビデオ端末が Cisco Unified Communications Manager に登
録されており、さらに Cisco Expressway シリーズ (または Cisco VCS) がリモート端末とファイア
ウォールトラバーサルに使用されるこの展開例では、簡素化されたダイヤル文字列はルートされ、
Cisco Unified Communications Manager ルートパターンにより Cisco Expressway 変換されることでフ
ルビデオ文字列に変換されます。
WebEx サイトドメインなしでダイヤルされるコールは Cisco Expressway で RMS ライセンスを
使用します。X8.6 以降で RMS ライセンスを使用するには、ユーザーはフル URI をダイヤルす
る必要があります。
(注)
次の手順に従い、簡素化されたダイヤルを設定します:
手順
ステップ 1
普段使用しない番号で始まるプレフィックスを選択します。これには * または # を加えることが
できます。
ステップ 2
Cisco Unified Communications Manager でこのプレフィックスで始まるルートパターンを作成し、
点 (句読点) 文字とミーティング番号を表す 9 桁の番号を加えます。
例えば、プレフィックスが 7 の場合、7.XXXXXXXXX となります。
ステップ 3
Cisco Expressway へのダイレクトコールのためにルートパターンを設定します。
ステップ 4
Cisco Expressway で 7 と 9 桁の番号のダイヤル文字列に一致する変換を作成します。
例えば、7 のプレフィックスでは 7(\d{9}) の正規表現文字列パターンを使用します。
ステップ 5
プレフィックス番号 (この例では 7) の排除とドメイン (@customer-a.webex.com) の追加の変換を設
定することで、通話が適切な WebEx サイトにルートされます。
例えば、上記の正規表現パターンでは \1@customer-a.webex.com の置換文字を使用します。
この例では、ユーザーが 7123456789 をダイヤルすると、コールは最終的に
123456789@customer-a.webex.com としてルートされます。この代入は Cisco Unified Communications
Manager に登録されている、リモート端末では Cisco VCS Expressway で登録されている、両方の
端末で実行されます。
この簡素化は社内に配置された端末のみ、そして社内から開催されるミーティングへの参加に限
り適用されます。他社によって開催されるミーティングにダイヤルする必要があるユーザーおよ
び外部ビデオ参加者は、ドメインを含むフルビデオダイヤル文字列にダイヤルする必要がありま
す。
CMR Cloud エンタープライズ版展開ガイド (WBS31)    
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展開の作業
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