HP dl100 g2 User Manual

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最適化のスケジュール
以下の情報は、HP ProLiantストレージ サーバのすべてのモデルに適用されます。
最適化は、ローカル ボリュームを分析し、断片化されたファイルやフォルダがボリューム上で1つの連続し
た領域にまとまるように連結するプロセスです。これによって、ファイル システムのパフォーマンスが向上し
ます。最適化は、ファイルとフォルダを連結し、ボリューム上の空き領域を連結します。このため、新しい
ファイルが断片化される可能性が低くなります。
ボリュームの最適化は、都合のよいときに自動的に行われるようにスケジュールできます。最適化は1回
または繰り返し実行されるように設定できます。
注記:
特定の時刻前に実行する最適化をスケジュールすることによって、その時刻以降に最適化プロセ
スが実行されるのを防ぐことができます。その時刻になったときに最適化プロセスが実行されてい
た場合、プロセスは停止されます。この設定は、サーバ アクセスの要求が増える前に、最適化
プロセスを必ず終了させるのに役立ちます。
シャドウ コピーが有効になっているボリュームを最適化する場合、フォーマット時のクラスタ(またはアロ
ケーション ユニット)サイズは16KB以上を使用してください。16KB以上を使用しないと、最適化がシャドウ
コピー プロセスによる変更として登録します。これによって、キャッシュ ファイルの上限に達したときに、
シャドウ コピーにスナップショットを強制的に削除させる変更の回数が増えます。
注意:
アロケーション ユニット サイズは、ドライブを再フォーマットしないと変更できません。再フォーマット
されたドライブ上のデータは復旧できません。
ディスク最適化の詳細については、オンライン ヘルプを参照してください。
ディスク クォータ
以下の情報は、HP ProLiantストレージ サーバのすべてのモデルに適用されます。
ディスク クォータは、ボリュームで使用されるディスク容量を追跡および制御します。
注記:
フォルダまたは共有のサイズを制限するには、
(80ページ)を参照してください。
以下のタスクを実行するために、サーバ上でボリュームを構成します。
ディスク容量が大量に使用されるのを防ぎ、ユーザーが特定のディスク容量の制限を超えたと
きにイベントをログに記録します。
ユーザーが指定されたディスク容量警告レベルを超えた場合、イベントをログに記録します。
ディスク クォータを有効にした場合、ディスク クォータ制限とディスク クォータ警告レベルの両方を設定
できます。ディスク クォータ制限は、ユーザーが使用を許可されるディスク容量を指定します。警告レ
ベルは、ユーザーがクォータ制限に近づく時点を指定します。たとえば、ユーザーのディスク クォータ
を50MBに、警告レベルを45MBに設定します。この場合、ユーザーがボリューム上で保存できるのは
50MB未満になります。ユーザーがボリュームに46MB以上保存した場合、ディスク クォータはシステム イ
ベントをログに記録します。
また、ユーザーがクォータ制限を超えられるように指定できます。クォータを有効にし、ディスク容量の使用
を制限しないと、ユーザーのボリュームへのアクセスを許可しながら、各ユーザーのディスク容量の使用
を追跡できます。また、ユーザーがクォータの警告レベルまたはクォータ制限を超えたときに、イベント
をログに記録するかしないかを指定できます。
ボリュームに対してディスク クォータを有効にした場合、ボリュームの使用量がその時点から自動的に
追跡されますが、既存のボリューム ユーザーに適用されるディスク クォータはありません。既存のボ
HP ProLiant DL100 G2ストレージ サーバ 管理者ガイド
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