Yamaha clavinova clp-870 User Manual

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CLP-870 
MIDI及びデータの互換性について
ミディ
MIDI及びデータの互換性について
ミディ
MIDIについて
ミディ
ミディ
MIDI 
(Musical Instrument Digital Interface)
とは、MIDI
ミディ
端子を備えたMIDI機器間で演奏データや命令を送受信し
あうための、各種送受信データ形式についての統一規格で
す。
ミディ
ミディ
MIDI機器間でMIDIデータを送受信することにより、外部の
ミディ
ミディ
MIDI機器の演奏をコントロールしたり、外部のMIDI機器か
ら自機がコントロールされたりすることができます。
ミディ
ミディ
ただしMIDI機器でも、機種ごとに送受信できるMIDI
ミディ
データの内容が同じではないため、接続しているMIDI機
器間で共通に扱えるデータや命令だけが送受信できるこ
とになります。共通に扱えるデータや命令は、各機種の
ミディ
「MIDIインプリメンテーションチャート」
を照合して調べる
ミディ
ことができます。CLP-870のMIDIインプリメンテーション
チャートはP126に掲載されています。
ミディ
MIDI端子
MIDI
IN
OUT
THRU
MIDI【OUT】
MIDIデータを送
信する端子で
す。
アウト
【THRU】
MIDI【IN】から入って
きたデータをそのまま
送信する端子です。
スルー
MIDI【IN】
MIDIデータを
受信する端子
です。
イン
イン
ミディ
ミディ
ミディ
ミディ
ミディ
ミディ
MIDIケーブルについて…
ミディ
専用のMIDIケーブルをご用意ください。
ミディ ファンクション
ミディ
ファンクション
「F8. MIDIFunc.」
(P86)
で各種のMIDI設
定が行えます。
ミディ
MIDIについての詳しい知識は、各種の音楽雑誌や書籍
で得ることができます。
データの互換性について
ミディ
ここでは、CLP-870で録音したデータを他のMIDI機器で再
生できるかどうか、
あるいはその逆の、市販のいろいろな種
類のディスクソフトや、電子楽器などで録音したソングデー
タ、パーソナルコンピューターなどで作成したソングデータを
CLP-870で再生できるか、
といった各種演奏データの互換性
について考える上での、一般的な基礎知識の一端をご紹介
します。
実際は、再生できる場合でも、
そのまま再生できる場合、再生
するためにいくつかの特殊な作業が必要となる場合など、再
ミディ
生するMIDI機器やデータの特性により異なってきますの
で、事例ごとに、下記を参考にしてお考えください。
基本的な確認項目
ミディ
下記項目について、演奏データと、再生するMIDI機器が対
応しているタイプが一致していないと再生できません。
ディスクのフォーマット
シーケンスフォーマット
音色配列フォーマット
ディスクのフォーマット
フロッピーディスクは、パーソナルコンピューターなどのいろ
いろな機器で、いろいろなデータの収納場所として使われま
す。
その際、
フロッピーディスクのデータの収納方式にはいく
つかの種類があるため、
その機器で対応している収納方式
をフロッピーディスクに最初に指定する必要があります。
(た
とえば、白い紙に縦書きの線を入れるか横書きの線を入れる
かというようなことです。)
これが「フォーマット
(初期化)
する」
ということです。
・ フロッピーディスクにはMF2DD
(両面倍密度タイプ)
MF2HD
(両面高密度タイプ)
というタイプがあり、
それぞ
れのタイプによってもフォーマット形式が異なってきます。
・ CLP-870では両タイプのフロッピーディスクを使って録音
も再生もすることができます。
・ CLP-870でフロッピーディスクをフォーマットすると、
2DD
ディスクは720KB(キロバイ
ト)
、2HDディスクは1.44MB
(メ
ガバイ
ト)
にフォーマットされます。
「720KB」
「1.44MB」
データの記憶可能容量を示す言葉ですが、
フォーマットの
種類を表すときに、
このように言います。)
ミディ
再生したいディスクのフォーマットと、再生したいMIDI機
器が対応しているディスクのフォーマットが一致していな
いと、再生できません。