Sybase IQ 12.7 User Manual

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 5 章    システム・リソースの管理
パフォーマンス&チューニング・ガイド
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 警告!
 カタログ・ストアのキャッシュ・サイズを明示的に制御するには、サー
バ起動用の設定ファイル
 (.cfg) または UNIX コマンド・ラインで、次のいずれ
か一方を実行します。両方を実行しないでください。
-c パラメータを設定する 
-ch および -cl  パラメータを使用して、カタログ・ストアのキャッシュサ
イズに特定の上限と下限を設定する
上記のパラメータをこれ以外の組み合わせで指定すると、予期しない結果が
生じることがあります。
-iqmt
-iqmt オプションの設定は必須ではありません。指定された接続数に対して
-iqmt の設定値が小さすぎる場合は、要求された接続数を処理するためにス
レッド数が増加します。つまり、
-gm が -iqmt を上書きします。ただし、-iqmt オ
プションによって
 Sybase IQ スレッド数が増加した場合は、後述の「ユーザが
多数存在する場合のオペレーティング・システム・パラメータの設定」で説明
する制限の設定時に、このスレッド数を使用します。
ユーザが多数存在する場合の
 Sybase IQ テンポラリ領域の増加
場合によっては、より多くのユーザに対応できるようにテンポラリ
 dbspace を
増やす必要がある場合もあります。
新規接続と既存接続との優先順位
Sybase IQ が、接続されているユーザの対応でビジー状態の場合は、新規の接
続要求への応答が遅くなることがあります。たとえば、サーバが挿入のために
ビジー状態のときに、テスト・スクリプトなど、ループ内の数百個の接続が起
動される極端な例の場合、新規の接続がアクティブになるには、しばらく待機
することがあります。また、場合によっては、その接続要求がタイムアウトに
なることもあります。このような場合、サーバは単にビジー状態になっている
だけにも関わらず、停止しているように見えます。このような状況が発生した
場合は、再び接続を行ってください。
プラットフォーム固有のメモリ・オプション
プラットフォームの種類を問わず、
Sybase IQ では次の 4 つの目的ためにメモ
リを使用します。
メイン・バッファ・キャッシュ
テンポラリ・バッファ・キャッシュ
Sybase IQ メモリ・オーバヘッド ( スレッド・スタックを含む )
ロード・バッファ