Sybase IQ 12.7 User Manual

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メモリ使用の概要
 
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Sybase IQ
ファイル・システム・バッファリングの制御
Solaris UFS および Windows ファイル・システムの場合にかぎり、ファイル・
システム・バッファリングのオンとオフを切り替えることができます。ファイ
ル・システム・バッファリングをオフにすると、ファイル・システム・バッ
ファ・キャッシュからのデータ・コピーがメイン
 IQ バッファ・キャッシュに
保存されます。通常、データ・コピーの保存によってページングが減り、パ
フォーマンスが向上します。ただし、例外が
 1 つあります。データベースの
IQ ページ・サイズがファイル・システムのブロック・サイズよりも小さい場
 ( 通常は、テスト状況の場合のみ )、ファイル・システム・バッファリング
をオフにすると、特にマルチユーザ操作中にパフォーマンスが低下することが
あります。
新しく作成される
 Sybase IQ データベースでは、ファイル・システム・バッ
ファリングがデフォルトでオフになります。
既存のデータベースのファイル・システム・バッファリングを無効にするに
は、次の文を発行します。
SET OPTION "PUBLIC".OS_FILE_CACHE_BUFFERING = OFF
このオプションは、
PUBLIC グループにのみ設定できます。変更を有効にする
には、データベースを停止し、再起動します。
注意
Solaris には、ファイル・システム・バッファ・キャッシュのサイズを制
限するカーネル・パラメータはありません。時間の経過とともにファイル・シ
ステム・バッファ・キャッシュが大きくなり、
IQ バッファ・キャッシュ・ペー
ジを置き換えるため、オペレーティング・システムに過度のページング・アク
ティビティが発生し、
Sybase IQ パフォーマンスが低下します。
Windows では、ファイル・システムを犠牲にしてアプリケーションを優先させ
るページング・アルゴリズムを使用します。これは、
Sybase IQ パフォーマン
スの向上に役立ちます。詳細については、
を参照してください。
メモリを増やすその他の方法
特定の環境においては、他のオプションを調整して
 Sybase IQ に使用可能なメ
モリを増やすことができます。