Sybase IQ 12.7 User Manual

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I/O の分散 
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Sybase IQ
ディスクにファイルを格納するまったく別の方法もあります。ディスク・スト
ライピングは、複数のディスク・ドライブに
 1 つのファイルのデータを分散す
る場合に使用する一般的な方法です。ディスク・ストライピングを使用する
と、連続するディスク・ブロックをストライプ・ディスク・ドライブに格納で
きます。ストライピングによって、
1 つの論理ディスクに 1 つ以上の物理ディ
スク
 ( またはディスク・パーティション ) が結合されます。ストライプ・ディ
スクでは、
I/O の転送が、コンポーネントの複数の物理デバイスに分散され、
並列実行されます。このため、
1 台のディスクを使用するよりも、パフォーマ
ンスが大幅に向上します。
ディスク・ストライピングでは、異なるディスクにブロックを格納します。最
初のブロックは、最初のドライブに格納されます。
2 番目のブロックは、2 番
目のドライブに格納されます。すべてのドライブを使用すると、最初に戻り、
追加のブロックを各ドライブに格納していきます。ディスク・ストライピング
の最大の特長は、複数のディスク・ドライブに対してランダムにデータを分散
できる点です。ストライプ・ディスクに格納されたファイルにランダムな操作
を行うため、ストライプ・セットのすべてのドライブが均等にビジーになり、
1 秒あたりのディスク操作の数が最大となります。これは、データベース環境
において非常に有効な方法です。
オペレーティング・システムやハードウェアが提供するディスク・ストライピン
グ、または
 Sybase IQ に内蔵されたディスク・ストライピングを使用できます。
UNIX におけるディスク・ストライピングの設定
ディスク・ストライピングに対応している
 UNIX システムには、物理ディスク
をストライプ・デバイスに設定するユーティリティがあります。詳細について
は、
UNIX システムのマニュアルを参照してください。
Windows におけるディスク・ストライピングの設定
Windows システムでは、適切な SCSI-2 ディスク・コントローラの機能によっ
て、ハードウェア・ディスク・ストライピングを使用します。ハードウェア・
ストライピングをサポートしていないマシンでも、データベースに複数のディ
スクを使用できる場合は、
Windows ストライピングを使用して、ディスク I/O
を複数のディスクに分散できます。
[ ディスクの管理 ] を使用して Windows ス
トライピングを設定してください。