Sybase IQ 12.7 User Manual

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 5 章    システム・リソースの管理
パフォーマンス&チューニング・ガイド
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推奨されるディスク・ストライピング
次に、ディスク・ストライピングの基本的な規則ついて説明します。
パフォーマンスを最大にするには、ストライプ・ファイル・システムの
ディスクを複数のディスク・コントローラに分散させる必要があります。
ただし、
1 台のディスク・コントローラに多くのディスクを割り当てない
ように注意してください。通常の
 SCSI マシンでは、1 台のコントローラ
 2 ~ 3 台のディスクを割り当てることができます。詳細については、ご
使用のハードウェアのマニュアルを参照してください。
ディスクは、テープ・ドライブまたは
 CD-ROM などの低速デバイスとは
異なるコントローラに配置してください。同じコントローラにディスクを
配置すると、ディスク・コントローラの速度が低下します。
ストライプのサーバ
 CPU 1 台あたりに 4 台のディスクを割り付けます。
個々のディスクは、同等のデバイスである必要があります。つまり、サイ
ズとフォーマットが同じで、できるだけ同一ブランドのデバイスを使用す
る必要があります。仕様が異なると、通常は最小のディスクのサイズが使
用されるため、他のディスク領域が無駄になる場合があります。また、最
も低速のディスクの速度が使用されることがあります。
通常、ファイル・ストライピングに使用するディスクを、スワップ・パー
ティションとして使用するなど、他の目的には使用しないでください。
ルート・ファイル・システムを含むディスクは、決してストライプ・デバ
イスの一部として使用しないでください。
通常は、可能なかぎりディスク・ストライピングを使用してください。
注意
データをロードする際に最良の結果を得るには、ストライプ・ディスク
にあるフラット・ファイルにデータをダンプしてから、
LOAD TABLE コマン
ドを使用して、
Sybase IQ にデータを読み込みます。
内部ストライピング
Sybase IQ では、一連の dbspace ( ファイルまたはデバイスのロー・パーティ
ション
) にブロック単位で情報を格納します。ディスク・ストライピングを使
用している場合、
Sybase IQ は、使用可能な領域があるすべての dbspace にデー
タを分散させます。この方法では複数のディスク・スピンドルを使用して、高
速な並列ディスク書き込みを可能にします。