Sybase IQ 12.7 User Manual

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I/O の分散 
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Sybase IQ
 警告!
Sybase IQ のトランザクション・ログ・ファイルは、多くのリレーショ
ナル・データベースのトランザクション・ログ・ファイルとは異なります。な
んらかの理由で
 ( ログ・ファイルではなく ) データベース・ファイルが失われ
た場合は、データベースが失われます。ただし、バックアップを正しく実行
している場合は、データベースを再ロードできます。
トランザクション・ログ
のトランケーション
Sybase IQ は、システム障害からリカバリするために必要な情報をトランザク
ション・ログに記録します。コミットされるトランザクションごとにログに記
録される情報は少量ですが、トランザクション・ログのサイズは増え続けます。
データを変更するトランザクション数が多いシステムでは、時間の経過ととも
にログが非常に大きくなる場合があります。
ログをトランケートするには、関係する
 Sybase IQ サーバをオフラインにする
必要があります。ログをトランケートする頻度は、実際のところ
 Sybase IQ シ
ステムのサポートを担当している
 DBA 次第であり、ログ・ファイルの増大の
度合いとサイトの運用手順によって異なります。最低でも月
 1 回、ログ・ファ
イルが
 100MB を超えている場合はそれより多い頻度でログのトランケーショ
ン・プロシージャをスケジュールしてください。
に、
Sybase IQ でトランザクション・ログをトランケートする方法を示
します。
 5-7: トランザクション・ログのトランケーション
適切な方法を使用してください。
Sybase IQ データベースの複写は、本質的に
トランザクション・ログの情報に依存します。このため、マルチプレックス・
データベースでは
 DELETE_OLD_LOGS オプションだけを使用します (
を参照してください
)。また、トランザクション・ログには、Sybase の製品の
保守契約を結んでいるサポート・センタが問題を診断し、再現するための有用
な情報が記録されています。どちらの方法を使用する場合も、後でサポート・
センタが診断するときにログが必要になった場合に備えて、既存のログのアー
カイブ処理
 ( ログのコピーの保管 ) を指定してください。
データベースの種類
使用する方法
詳細の参照先
非マルチプレックス
–m スイッチ。これにより、
すべてのデータベースで各
チェックポイント後にトラ
ンザクション・ログがトラ
ンケートされる。
マルチプレックス
DELETE_OLD_LOGS デー
タベース・オプション
稼働中
dbbackup  コマンド・ライ
ン・ユーティリティ
Sybase IQ ユーティリティ・
ガイド』の