Cisco Cisco SG200-26P 26-port Gigabit PoE Smart Switch ユーザーガイド
QoS
の設定
QoS
の機能と処理内容
Cisco Small Business 200 1.1
シリーズ
スマート
スイッチ
アドミニストレーション
ガイド
257
18
QoS
の機能と処理内容
QoS
機能は、ネットワークのパフォーマンスを最適化する目的で使用されます。
QoS
を使用すると、次のことが可能です。
•
次の属性に基づいて着信パケットをトラフィック
クラスに分類する。
-
デバイス
コンフィギュレーション
-
入力インターフェイス
-
パケット内容
-
これらの属性の組み合わせ
QoS
の処理内容は次のとおりです。
•
パケットの分類:各着信パケットが、パケットの内容やポートに基づいて分類され、
特定のトラフィック
特定のトラフィック
フローに所属します。この分類処理は
Access Control List
(
ACL;
アクセス
コントロール
リスト)に基づいて実行されます。
ACL
基準を満たす
トラフィックに対してのみ、
Class of Service
(
CoS
)分類または
QoS
分類が実行
されます。
•
ハードウェア
キューへの割り当て:着信パケットが転送キューに割り当てられます。
パケットは特定のキューに送信され、そのパケットが所属するトラフィック
クラスの
機能として処理されます。
•
その他のトラフィック
クラス処理属性:
QoS
機構が各種のクラス(帯域幅管理など)
に適用されます。
QoS
動作
QoS
機能を使用した場合、同じクラスのトラフィックはすべて、同じように処理されます。
具体的には、着信パケット内の
QoS
値に基づいて、出力ポートに対応している出力キューが
決定されます。この
QoS
値とは、レイヤ
2
においては
VLAN Priority Tag
(
VPT
)
802.1p
値、レイヤ
3
においては、
IPv4
の場合は
Differentiated Service Code Point
(
DSCP
)
値、
IPv6
の場合は
Traffic Class
(
TC;
トラフィック
クラス)値です。スイッチが基本モー
ドで動作している場合、外部デバイス上で割り当てられたこの
QoS
値が信頼されます。この
QoS
値によって、このパケットのトラフィック
クラスと
QoS
が決定されます。
[
グローバル設定
]
ページで、このスイッチ上で信頼されるヘッダー
フィールドのタイプを指
定します。また、信頼モードが
CoS/802.1p
の場合は
[CoS/802.1p
値のキューへのマッピ
ング
]
ページ、信頼モードが
DSCP
の場合は
[DSCP
値のキューへのマッピング
]
ページで、
そのフィールドの各値に対するパケット格納先出力キューを割り当てます。