Cisco Cisco SG200-26P 26-port Gigabit PoE Smart Switch ユーザーガイド

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QoS 
の設定
QoS 
の設定:全般
Cisco Small Business 200 1.1 
シリーズ
 
スマート
 
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18
 
QoS 
キューの設定
このスイッチでは、各インターフェイスに対してキューが
 4 
個設定されています。キュー番  
 4 
は、最もプライオリティの高いキューです。キュー番号
 1 
は、最もプライオリティの低    
いキューです。
キュー内のトラフィックを処理する方式には、
SP 
 WRR 
 2 
とおりがあります。
完全優先:プライオリティが最も高いキュー内のトラフィックが最初に送出されます。それよ
り低いキュー内のトラフィックは、プライオリティが最高のキューが空になった後に送出され
ます。つまり、プライオリティが最高のトラフィックは最大番号のキューに格納されます。
WRR
WRR 
モードでは、キューから送出されるパケット数は、キューのウェイトに比例し 
ます。つまり、キューのウェイトが大きいほど、送出されるパケットの数が多くなります。た
とえば、
個のキューすべてを
 WRR 
モードに設定しており、デフォルトのウェイト設定を   
使用している場合、すべてのキューが飽和状態になっていて輻輳が発生していると仮定する
と、キュー
 1 
では帯域幅の
 1/15
、キュー
 2 
では
 2/15
、キュー
 3 
では
 4/15
、キュー
 4 
では           
8/15 
がそれぞれ使用されます。このデバイスで使用される
 WRR 
アルゴリズムの種類は、一   
般的な
 Deficit WRR
DWRR
)ではなく
 Shaped Deficit WRR
SDWRR
)です。
キューイング
 
モードを選択するには、
[
キュー
ページを使用します。キューイング
 
モードが   
SP 
の場合、プライオリティによって各キューの処理順序が決まります。まず、プライオリ 
ティが最高のキュー
 4 
内のパケットが送出されます。キュー
 4 
内のパケットの送出が完了す    
ると、プライオリティが次に高いキュー
 3 
内のパケットが送出されます。
キューイング
 
モードが
 WRR 
の場合は、まず、キューからパケットが送出されます。その   
キューに割り当てられた帯域幅がすべて使用されると、続いて、別のキュー内のパケットの
送出が開始します。
プライオリティの低いキューを
 WRR 
モードに設定し、プライオリティの高いキューを
 SP   
モードに設定することもできます。この場合、
SP 
モードのキュー内のトラフィックは常に、 
WRR 
モードのキュー内のトラフィックよりも先に送出されます。
SP 
モードのキューが空に  
なると、
WRR 
モードのキュー内のトラフィックの送出が開始します。
WRR 
モードの各  
キューに対する相対的なパケット送出割合は、各キューに割り当てられているウェイトに
よって決まります。